AviUtlを無料で使う方法は?ダウンロードから初期設定まで徹底解説

  • AviUtlって無料で使えるの?
  • AviUtlのメリットとデメリットは?
  • AviUtlの初期設定や他の動画編集ソフトはある?

こんな悩みに答えます。

本記事では動画編集ソフトである「AviUtlのメリットやダウンロード方法、初期設定の方法」について解説していきます。

AviUtlにまつわる、あなたの疑問がこの記事で解決することができますよ。

目次

AviUtlとは

AviUtlとは

AviUtlとは「エーブイアイ・ユーティーエル」と呼ばれている個人プログラマーが開発した完全無料の動画編集ソフトです

97年から現在まで、20年以上も使われています。

完全無料で商用利用も可能なので利用しているユーザーも多く、有志によって各種プラグインが開発され、無料の動画編集ソフトの割に機能拡張性が優れています。
  • 無料
  • 軽い動作
  • シンプルなインターフェイス

無料で使えるAviUtlのダウンロード方法を解説

無料で使えるAviUtlのダウンロード方法を解説

AviUtlのダウンロードは、動画編集ソフト本体と拡張機能の2つです。

動画編集ソフト本体では、作業できる内容に限りがあるので、拡張機能までダウンロードして下さい。

AviUtlのお部屋からダウンロード

AviUtl本体のダウンロードは、開発者のサイト「AviUtlのお部屋」からダウンロードします。

記事執筆時の最新版は、19年10月3日に公開された「aviutl110.zip」になります。「AviUtlのお部屋」のトップページから、「aviutl110.zip」をクリックするとダウンロードが開始されます。
デスクトップなど、任意の場所にzipファイルを保存してください。

拡張機能のダウンロード

AviUtl本体のダウンロードが終わりましたら、次は拡張機能のダウンロードをします。

拡張機能は19年10月3日公開された、テスト版の「exedit93rc1.zip」が最新版になっています。青くなっている文字をクリックすると、ダウンロードが始まりますので、AviUtl本体と同じ場所に保存してください。

AviUtlのお部屋」からAviUtl本体と、拡張機能それぞれのzipファイルの2つをダウンロードします。

これによりAviUtlの動画編集に必要な機能が、インストールできます。

AviUtlのメリット・デメリット

AviUtlのメリット・デメリット

AviUtlには特徴となるメリットと、デメリットが3つあります。

メリット・デメリットをしっかり把握して、求める動画編集が行えるか確認していきましょう。

AviUtlの3つのメリット

AviUtlのメリットは下記の通りです。

完全無料の商用利用可能なフリーソフト

1点目は「完全無料の商用利用可能なフリーソフト」という点です。

AviUtlは完全無料の動画編集ソフトで商用利用が可能なので、AviUtlで編集した動画を企業のホームページに掲載することができます。

動画編集ソフトは数多くありますが、完全無料で商用利用に使えるソフトは多くありません。世の中に出回っている動画編集ソフトは、無料体験期間はあるものの、最終的には購入する必要があります。

そのため、完全無料で商標利用可能な点は大きなメリットと言えるでしょう。

豊富な編集機能

2点目は「豊富な編集機能がある」という点です。

AviUtlは無料動画編集ソフトの中でも、人気の高いソフトになっています。AviUtl本体での編集環境は、機能が限られていますが、有志による拡張機能も多く公開されています。
AviUtlで動画編集をする際に、必要となるプラグインは以下の通りです。
  • 動画のリサイズ
  • モーショントラッキング
  • サムネイル表示
  • オブジェクトマネージャー
  • 字幕アシスト
  • カット編集

上記のプラグインを追加することで、有料ソフトと同じ機能が利用できるようになります。

他にも多くのプラグインがリリースされているので、あなたが作りたい動画を編集できることができますよ。

軽い動作環境

3点目は「動作環境が軽い」という点です。

動画編集ソフトは立ち上げるだけでも10秒以上掛かってしまうことがありますが、AviUtlは本体のみのインストールでは、1秒も掛からずに立ち上がります。

プラグインなどで機能を拡張した場合でも、3秒程度で立ち上がりすぐに編集作業を行うことが可能です。

AviUtlに推奨されるパソコンのスペックは以下の通りです。

  • CPU:Core i5以上
  • メモリ:8GB以上
  • ストレージ:SSD
  • グラフィックボード:CPU内蔵
AviUtlはCPUとメモリさえ気を付ければ、他の部分には高機能なスペックは必要ない動画編集ソフトです。

AviUtlの3つのデメリット

AviUtlは個人が開発した動画編集ソフトなので、気になるデメリットがあるのも確かです。

難しい編集画面

特に編集画面は特徴的で、他の動画編集ソフトとは異なり、直観的な作業が行えません。

有料の動画編集ソフトでは、編集画面を見ただけで作業できるソフトもあります。個人プログラマーが開発したと言うことで、機能面はともかく編集画面の見やすさは犠牲になっています。
その代わりに多くのユーザーが、レビュー記事や使い方を説明しているので、インターネットで検索することで使い方を覚えることができるでしょう。

面倒な初期設定

AviUtlはプラグインなど、機能拡張性に優れていますが、最初に必要なプラグインをインストールする手間があります。

有料の動画編集ソフトでは、編集ソフト本体に最初から必要な機能が入っています。AviUtlはその都度、必要なプラグインを追加しなくてはなりません。

プラグインも機能ごとに有志が開発していますので、ダウンロードサイトを複数またがったりと、プラグインのインストール方法がまちまちになっています。

一度基本設定をすれば良いのですが、最初は基本設定を行う煩わしさを感じることでしょう。

搭載されていないDVDオーサリング・ライティング機能

AviUtlは動画編集ソフトではありますが、動画をDVDに焼く機能がありません。

また、編集した動画をインターネットに公開できますが、DVDにすることはできません。DVDに焼くためのプラグインも、現在では見当たらません。

編集した動画をDVDに出来ないことが、デメリットの中でも大きな問題になる人も居ることでしょう。

AviUtlで編集した動画を配布するには、動画ファイルをUSBメモリーなどを使ってください。

AviUtlの初期設定は?方法を3つに分けて解説

AviUtlの初期設定は?方法を3つに分けて解説

次にAviUtlを使って動画編集をするための、基本の初期設定をご紹介します。

タイムラインを表示させる

AviUtlは初期状態では、タイムラインが表示されていません。

タイムラインが無いと、動画が再生されている時間が分からないため、動画を途中でカットしたり、すでにカット済みの動画を繋ぎ合わせる作業ができません。

AviUtlでタイムラインを表示させるには、「設定」から「拡張編集の設定」をクリックします。「拡張編集の設定」の項目にチェックマークがついていれば、タイムラインが正常に表示されます。

読み込み可能なファイルを拡張させる

AviUtlでは「最初から対応していない動画ファイル」があります。

非対応のファイルを読み込ませると「ファイルの読み込みに失敗しました」とエラー表示が出てしまいます。入力プラグインをインストールすることで、読み込み可能なファイルが拡張できます。

読み込み可能なファイルを拡張するには「L-SMASH WORLs」をインストールして下さい。

mp4ファイルを出力できるようにする

AviUtlは初期状態ではmp4での出力ができません。

mp4で動画ファイルの出力ができないのは、動画編集ソフトでは致命的です。インターネット上に動画をアップロードするにはmp4が様々な動画投稿サイトで推奨されています。

AviUtlでmp4を出力させるには「x264guiEx」と言う、プラグインをインストールします。

rigayaの日記兼メモ帳から、右サイドバーの「x264guiEx 2.xx」をクリック。

mp4で出力するときに「YouTube」や「ニコ動」、「Twitter」に最適化された状態での出力が可能になります。

AviUtl以外の無料動画編集ソフト3選

AviUtl以外の無料動画編集ソフト3選

ここまでAviUtlの特徴をお伝えしてきましたが、AviUtl以外の無料動画編集ソフトを3つご紹介致します。

Avidemux

Avidemux(エーブイアイデマックス)は、オープンソースの動画編集ソフトです。

比較的簡単に操作できてサポートされているファイル形式が豊富なのが特徴です。メニューもアイコンが分かりやすくまとまっていて、難しい操作を必要としません。

メイン画面はプレビュー画面が大きく、タイムラインも表示されています。

利用できるOSもWindowsだけではなく、Mac OSやLinuxでも利用できるのが特徴です。

Shotcut

Shotcut(ショットカット)も無料の動画編集ソフトです。

Shotcutは海外のソフトですが、日本語対応されています。無料動画編集ソフトですが、プロ向けに近い画面構成や機能、動画出力などの機能があります。
AviUtlと比べると、Shotcut本体のインストールだけで高度な操作ができるのが特講であり、初期設定や機能拡張の準備をしなくて済みます。

Olive

Olive(オリーブ)はパワフルなハイエンドを目指す、完全無料の動画編集ソフト。

Oliveはリリースが’18年と、比較的に新しい動画編集ソフトです。

完全無料とはいえ、頻繁にバージョンアップして、新たらしい機能が次々と追加されています。唯一の難点は英語版となり、日本語に対応していないことです。

基本的な使い方は、他の動画編集ソフトと同じですが、初めて動画編集する人にはハードルが高いソフトと言えます。

AdobeのPremier Proに近づけた操作感なので、ステップアップを目指す方にはおすすめです。

まとめ

AviUtlを無料で使う方法に関する記事は以上です。

また動画編集ソフトに悩んでいる方は、下記表に目的に合わせた動画編集ソフトについて纏めています。興味のある内容がありましたら、是非確認してみて下さいね。

項目 詳細
動画編集ソフトのおすすめまとめ 迷ったらコレ!
プロ向けの動画編集ソフト 本気で動画編集したい人向け
Macにおすすめの動画編集ソフト Macを持っている人向け
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